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2015年08月14日

サマール沖大決戦 (戦艦の戦いLiteより)

Salvo(3W)の戦艦カウンターをダブルサイズの豪華コンポーネントにしたのがコマンドマガジン別冊3号「戦艦の戦い」。それを2in1の付録ゲームとして再録するにあたり原版に近いコンポーネントに戻し軽量化したのが「戦艦の戦いLite」。

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シナリオ11「サマール沖大決戦」はハルゼー提督が小沢「囮」艦隊を追撃するに際して戦艦隊の一部を分離していたらという設定で、レイテ突入を目指す栗田艦隊(大和、長門、金剛、榛名。武蔵は空襲で沈んだ後)をアメリカの新鋭戦艦隊(アイオワ、ワシントン、マサチューセッツ、アラバマ)が迎撃する。
相手艦艇の撃沈の他、日本軍は盤端突破で得点できるが初期配置からアメリカ艦隊のレーダー射撃範囲に捕捉されているという厳しい状態で始まる。

第1ターン。ターンの最初は視界の判定。夜戦なので基準視界は5だが、6の目が出て視界は最大の11となり日本艦隊も一方的な奇襲開幕は免れる。
次に両軍が砲撃目標マーカーを置く。砲撃する艦が砲撃目標になっていると不利な修整を与えられるので、敵の主力艦はまんべんなく射撃することが重要となる。日本艦で射撃可能な位置にいるのは巡洋艦鳥海、羽黒と2隻で1ユニットを表す軽巡1(艦名は指定されていないが能代と矢矧か)のみなので駆逐隊を狙う。対する米軍は重巡2隻が小型艦を、戦艦4隻はそれぞれ日本戦艦を狙う。
砲撃戦は命中判定と被害判定の二段階処理。砲撃の命中判定は自分の火力を基準にどれだけの有効射を相手の頭上に持っていけたかの判定。被害判定は火力と防御力の比率式。日本軍は出目が悪く羽黒は0火力のスカ。鳥海と軽巡も2火力で1-2の比率しか立たず被害なし。
対する米軍の砲撃は、榛名に対して3-1、金剛に対して2-1、大和と長門にもそれぞれ1-1と確実に当ててくる。36センチ砲艦だから仕方ないのだが金剛型は防御力10と際立って低く簡単に2-1以上の比率が立つ。しかし、今回は米軍の被害ロールも悪く、金剛が2w1s+艦橋貫通、長門と駆逐隊5が1s損害を被るに留まった。
射程内に入っていればこの後雷撃戦だが、今回はなし。
日本軍は変針してひたすら東端を目指し、米軍はレーダー射撃を意識して必要以上に距離を詰めないように移動。このシナリオでは日本軍は大和のみが初期型電探を持つのみ。当然データリンクとかはないので他の艦隊は視界が下がるとてきめんに撃てなくなる。
最後に被害回復判定。兵装は1/3、速度は1/2で1段階修復できる。ただし、防御力と同じ回数までしか回復できないので巡洋艦以下の艦艇はすぐに限度になるし、巡洋戦艦や旧式戦艦は終盤心もとなくなる。今回は長門のみが速度の回復に成功した。

第2ターンは視界は6と一気に最低になり、日本軍は大和のみがかろうじて電探射撃を実施、マサチューセッツに1w(兵装)の損害を与える。米軍の砲撃は低調で、大和に1s(速度)、鳥海と駆逐隊5にそれぞれ1w1sの被害を与えるのみ。日本軍は合計5ステップの被害回復に成功、米軍もマサチューセッツの主砲の応急修理に成功。このように戦艦は多少被害を与えても連打が決まらないとなかなかダメージが溜まらない。
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第3ターン、視界は10まで回復し、大和がマサチューセッツも1w1s、鈴谷と熊野が米重巡に1w1s、2w1sの打撃を与える。米軍の砲撃も榛名に1w1s、戦艦群の副砲で鳥海が2w1s、羽黒が1s、小型艦の射撃で駆逐隊6が1s、軽巡1が1wの被害を受ける。マサチューセッツが速度の回復に成功したのに対し、金剛と榛名は被害を回復できず。
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第4ターンは再び視界が6に下がり、日本艦隊は戦果をあげられない中、ダメコン班が奮闘したマサチューセッツが長門に1wの被害を与えた他、鳥海、羽黒、鈴谷、軽巡1もそれぞれ被害を被る。
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第5ターン、視界7。米巡洋艦2隻と鈴谷、熊野が接近戦となる。砲撃は4ヘックス以下で基本火力2倍、2ヘックス以下は3倍となる。最大コラムが80火力なので基本火力66の米新戦艦や72の大和は恩恵が少ないが小型艦は飛躍的に破壊力が増える。鈴谷は2w2s、熊野は2wの損害を受けるが、ポートランドは轟沈(X損害は巡洋艦以下は無条件で撃沈。戦艦は1/6で轟沈、耐えれば2w2s)、重巡1(艦名不詳)も2w+舵破壊の損害を受ける。
このターンには日本の軽巡1と米駆逐隊2隊の間で雷撃戦も行われるが有効だとなったのは米駆逐隊の放った2wのみ。雷撃戦は距離と目標の速度で命中率が決まり、戦力比は攻撃する艦毎に固定となっている。米軍は駆逐艦でも2-1で必殺とまでは言い難い(2w損害は十分痛いが)。
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第6ターン、視界は続けて7。熊野の砲撃で米重巡1も沈没。戦艦群はジャブを交換しながら回復で耐えているが、鳥海がついに回復の限度に達する。

第7ターン、視界9。鈴谷、熊野を遮るために転進したマサチューセッツに対し、長門と重巡4隻の火力が集中。
都合2wの被害を与える。しかし、アイオワの砲撃で好ロールが出て2w1s、熊野も戦艦の砲撃には耐え切れず2w2sの大損害。利根、筑摩などにも被害が蓄積していく。

第8ターン、視界10。アラバマの砲撃で満身創痍となっていた鳥海が遂に沈没。羽黒や鈴谷も回復限界に達している。

第9ターン、視界9。マサチューセッツの砲撃で熊野が、ワシントンの副砲で筑摩が撃沈。しかし、日本軍は金剛と軽巡1が突破に成功する。
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第10ターン、視界8。米軍は突破を阻止すべく主力艦を火力2〜3倍圏内に接近させるが相互に低ロールを連発し全く被害が出ない。駆逐隊6が突破に成功。
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第11ターン、視界10。接近戦が続き、ワシントンw1、アラバマ1w2s、大和1w1s、榛名1w2sと被害が出始める。突破目前にして鈴谷が撃沈される。利根が突破に成功。

第12ターン、視界8。アイオワの砲撃であと1打撃まで追い詰められていた長門が突破に成功。戦艦群の副砲の猛射を浴びて羽黒が撃沈。アラバマに機関部を撃ちぬかれて榛名は2w3sに達し惰性で動いている状態。
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第13ターン、視界10。突破目前の大和に3隻の火力が集中されるが1w1sがせいぜいで、残り1打撃を残して大和も突破に成功。駆逐隊5は撃滅されるが、これで得点上は日本軍の勝利が確定したが榛名の運命を見るために最終ターンまで行く。
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第14ターン、視界8。かろうじて浮いている状態の榛名が撃沈されて終了。
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日本軍
 56 重巡撃沈×2
275 大和、長門、金剛、重巡1、軽巡1、駆逐隊1
 30 敵軍修理
361 合計

米軍
206 榛名、重巡5、駆逐隊1
 51 敵軍修理
257 合計

結果としては100点以上の差がついているが、大和と長門が共にあと1打撃で沈没する状態で突破していて、どちらかが沈んでいれば米軍が逆転するので大勝と言うほどの差ではない。
ただし、今回のプレイで間違っていた点として、本来は先攻・後攻は毎ターン入れ替わるのだが、常に日本軍先攻で移動していた。手順上後攻の方が有利なので実際には日本軍がもう少し(かなり?)楽になる。
しかし、米新鋭戦艦の防御力17は優秀だね。

記録用紙を使わない反面、速度、損害、特殊損害をすべてマーカーで表示するため、ヘックス径が小さいことと相まっていささか煩雑だった。
また指揮統制に関するルールが無いため、個艦単位でベストな位置取りを目指してしまうが、実戦でここまで柔軟な行動は多分無理なんじゃないかな?
タグ:戦艦の戦い
posted by AMI at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
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