# # # #

2015年10月12日

バトルシップ・カーニバル(レキシモン・ゲームズ)

敵国が建造中の新戦艦に対抗できる戦艦を設計し、制式採用されて実際に敵戦艦を打ち破ることを目指すカードゲーム。「建艦競争(同人GJ 61号)」、「競争試作(同人GJ 64号)」等をデザインされてきた風間祐一さんの「戦艦狂騒曲」をブラッシュアップしたゲーム。
151011a.jpg

戦艦は船体(実在もしくは計画された戦艦の艦級、大和型、アイオワ級、ビスマルク級など。概ね八八艦隊計画〜アラスカまで)、主砲(口径、長砲身タイプもあり。20インチ砲もあり)、機関(馬力)、その他の装備(レーダー、特殊な防御方式、四連装砲塔など)の四種類のカードの組み合わせで表される。

カードの組み合わせは、各カードのコストと国家予算の比較と、船体の許容重量とその他の装備の重量の2つの縛りがかかる。
その他にイベントカードが含まれ主に他のプレイヤーの足を引っ張るために使う。特に軍縮条約は全プレイヤーにかかるので破壊力が大きい。

最初に敵戦艦の船体がランダムに決定される。これによって議会に対する予算工作のしやすさが変わる。
151011c.jpg

次に固有の手札が6枚とドラフト用の6枚配られる。ドラフトはマジック・ザ・ギャザリング等のTCGのブースタードラフトや「世界の七不思議」等と同様1枚選んで残りを隣に回すシステムで、1枚ごとにイベントとして使うか、議会工作を行うか、自分の設計用として手札に入れるを選択していく。議会工作は原則としてカードを(なんでも)1枚捨てることで予算を1上下させることができるが、ドラフトの手順中かつ敵戦艦との比較で議会が適正と認める範囲なら±2できるので、他のプレイヤーの動向も見ながら最終的な予算範囲を見極めていくことが必要となる。

6順してすべてのカードがドラフトされたら、最後のイベント使用と議会工作がある。ドラフト期間と合せて最大12枚カードを使えるわけだが、戦艦の設計に使うカードを共用なので実際に行えるアクションは6〜8枚程度でスピーディに終わる。
残ったカードで戦艦を設計した後(まだ公開しない)、敵戦艦設計用のカードが配られ、船体以外の装備を決める。敵国は予算が無尽蔵で、一番高額なプランで設計されるが、無駄に強力な機関を搭載することで火力をアップさせない等の自分の戦艦に合わせた工作も可能となる。
この後で各プレイヤーの設計案を公開し、5つの評価項目毎に、国内案で誰が優れているかと、敵戦艦より優れているかで評価を行い最も票数を集めた戦艦が実際に建造される。ただし、18インチ以上の主砲やレーダーなどの最新技術は開発判定が有り、失敗すると計画よりも低い能力の戦艦になってしまうこともある。

決戦は主力艦の一騎打ちながら、速力、砲撃力、貫通力、甲板装甲と舷側装甲などファクターが影響する本格的な海戦ルールが用意されている。また、実際に与えたダメージの内容は損害チットで決定するため、損害判定の部分は盛り上がる。
151011d.jpg

採用を勝ち取れば2点、敵戦艦に勝てば1点(負ければ減点1)で3点とれば優勝なのでストレートに勝てれば1ラウンドで勝負がつくし、長引いたとしても2〜3ラウンドで終わるので短時間で楽しむことができる。基本的にカードのみを使うゲームだが、1枚引いて1枚使うクラシックスタイルではないので展開も早く手詰まりにもなりにくい(カードを使っている以上全然だめなラウンドもたまにあるがドラフトシステムのおかげでかなり軽減されている)。

参考:
バトルシップカーニバル(レキシモン・ゲームズ):製品版公式ページ
http://www.rekishimon.com/lineup/002/index.html

狂想亭:風間祐一さんのホームページ(同人版のデザイナーズノート等あり)
http://kyousoutei.bakufu.org/
posted by AMI at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/165550383

この記事へのトラックバック