プレイされたゲーム:西国の雄(ツクダ)、シェナンドー・ナノ(同人)、長元記(TSS、同人)、薔薇戦争(GJ)
本日は他のレギュラーの方々と予定が合わず紙さんと二人会。
まず、私のリクエストで戦国群雄伝シリーズの「西国の雄」からシナリオ4「大内氏滅亡」をプレイ。厳島の合戦から2年後の1557年に、毛利元就が大内氏にとどめを刺す戦いだが、ゲームでは尼子氏と浦上氏を追参戦させ毛利が周囲を包囲された状態で始まる。少数ながら名将が揃う毛利軍に対し、反毛利方は数はともかく指揮官の質では明確に劣るうえ、48ターン(!)という長丁場を凌がなければならない。
紙さんが反毛利を担当してくだだったので、私が毛利方。
毛利は安芸に加えて備後を制圧して他の3シナリオよりは格段に兵力が増えているが、それでも主力3部隊の編成ボックスが完全には埋められない。行動力の高い部隊に戦力を集めるのが正道だろうが、今回は打撃力重視で元就隊26-3-4(戦力-野戦修正-行動力)、吉川元春隊13-2-3、小早川隆景隊11-1-4という編成にした。

配置を検討すると見方の中小大名のうち、美作にいる2人が完全に分断されていている。城は後から取り戻せるが、討ち取られた武将はそうはいかないので、最初に分散している部隊を統合した後、機動力の劣る吉川隊を尼子の抑えに残し、元就隊と小早川隊を備前方面へ派遣した。石見の中小大名吉見と福屋も毛利領へ脱出させる。
尼子は備前方面には派兵せず、全軍を出雲から石見へ前進させ圧力をかけてくる。大内は様子見。
1月4週に力押しで備中松山城を抜いた元就隊は城の修復を小早川隊に任せて安芸に舞い戻り、今度は吉川隊と連携して尼子主力を押し返す。
2月2週に石見温湯城落城させるが、2月3週には毛利が無視しているのをいいことに蠢動を始めた大内軍(6戦力の部隊2個)に周防鞍掛山城を落とされる。

次いで国境にある出雲瀬戸山城を巡って両軍主力の駆け引きとなる。尼子の主力3部隊が集結すると52戦力になり、小早川抜きの毛利・吉川39戦力では分が悪いが機動力の差を活かし、敵が来たら退き、敵が退いたら押し出す形で徐々に耐久力を削って、3月2週に瀬戸山城を開城させる。
いよいよ石見銀山を擁する要衝山吹城を攻め始めた毛利軍に対し、3月4週、今度は尼子軍が瀬戸山城に押し出してくるが江の川を挟んだ対陣で本隊を守る壁になっていた尼子倫久隊に打撃を与え救援する。
この間、小早川は津和野方面から益田領を攻め、4月1週に益田藤兼を切腹させて益田城を開城させ、4月3週には山吹城も開城させる。これで20点動き毛利の点数確保にかなり余裕ができてしまったので、まだシナリオ的には1/3ほどだがここで打ち切りとした。


現状の設定では毛利方によほどのミスがないと勝利は動かないんじゃないかと思うが、支戦線の美作方面も含めて毛利軍が三方を包囲されるシチュエーション自体はそんなに悪くない気はした。勝敗バランスは点数制なので調整できないことはないだろうけど48ターンは長すぎるかな。
続いて、昨晩工作した、たかさわさんの今年の猿遊会のお土産「シェナンドー・ナノ」を対戦。ネットプリント版をさらに拡大して、ウォーゲーム風ユニットを作成した。マップは一回出力したものをスキャンして拡大して再出力したので若干不鮮明になっちゃってるかも。
南北戦争中のシェナンドー・バレー戦役を名刺サイズで再現するミニゲーム。GCACWのようなサイコロの振り合いで活性化する陣営を決めるシステム。

ランダムで紙さんが南軍、私が北軍。
設定上、もともと南軍の方が動きやすいのだが、さらに私のダイス根性がなくなかなか行動できない。3VP払って援軍を呼んでしのいだりもしたものの、じわじわと追い詰められ、さらに主力の2ユニットが包囲撃滅されてしまって南軍に押し切られる。

ダイスを何度も振るのが大変だけど、悩ませられるゲームだった。
続いて、同人版戦国群雄伝「長元記」から「中富川原」を、紙さんに長宗我部をお願いし、私が十河。
兵力では圧倒的に劣るものの十河存保は野戦修正だけは元親より強い。

長宗我部軍は主力を白地城から出撃させて岩倉城へ、桑名隊他を岡豊城から南方から森遠城へ向かわせるが、十河存保隊が岩倉城に陣取り、長宗我部本隊らの攻撃を跳ね返し、長宗我部軍の武将一人を討ち取る。これを見て長宗我部軍は主力もこぞって南方からの進撃に切り替えた。十河存保隊もこれに対応して移動し、9月1週に岩倉城が、9月2週に森遠城が落城したものの、戦線移動にかかった時間が大きく4点で引き分け。

最後にゲームジャーナルの太平記システムの「薔薇戦争」。ランダムで私がヨーク家、紙さんがランカスター家。

前回、最速で負けた印象が強かったので、相手の点数を減らすべくロンドンに速攻をかけるもののこれが失敗。得点的にも追い詰められるが第二次ロンドン攻撃を実施してこれを攻略し首の皮がつながる。
正直後一押あればすぐにおわっていたのだが、ヨークは主導権判定だけは優勢だったので、どうにか戦術的な勝利を積み重ねて凌ぐ。しかし、調略や裁判、武将引きではランカスターが好調で、終始得点では負けた状態が続き第8ターンに力尽きた。

最初のロンドン攻めが拙速すぎたのとロンドン攻略後、一番兵力のあるヨーク公リチャードをロンドン攻略後うまく活用できなかったのが失敗だったかな。でも、前回よりはまともにゲームにはなったか。
このゲームのキモなんだろうけど、序盤の武将引きで事故ると辛いのでマリガン的なルールがあるといいかも?
昼食はコンビニラーメン。
夕食はトマトつけ坦々麺のリベンジ。今回も残り1食だったが、紙さんは以前食べたことがあるとのころで譲ってくださった。美味でした。

念願の西国の雄対戦が実現しました。ありがとうございます。郡山は大内出陣の勝敗に占める影響が大きいので「ゲーム」としてはどうかと思うけど、それも含めて残りのシナリオもチャンスがあればやってみたい。
とにかくも今回もありがとうございました。