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2020年11月12日

Kingmaker (AH)

「キングメーカー(薔薇戦争)」は薔薇戦争をテーマにした2-7人用ウォーゲーム。プレイヤーは王位を争う王族そのものではなく、貴族の派閥を率いて、自分が保護した王位継承者をイングランドの唯一の王として擁立することを目指す。
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マップはイングランドとウェールズの全域が変形スクエア形式(実質的にはエリア)で表現され、周辺地域としてアイルランド、スコットランド、カレー(の一部)が含まれる。マップ上には多数の都市、町、城があり、戦闘、議会の投票、戴冠式に影響する。

プレイの中核となる貴族や付加効果を与える称号、官職、司教、傭兵等はクラウンカードで表される。
貴族は、戦力、持ち城、議会の投票、加えて一部の貴族は固有の称号を持つ。貴族は歴史上の個人ではなくその時々の家系の当主を表しているので戦闘指揮や政治力などの個人の能力評価はない。官職を受けるためには称号が必要であり、称号を持たない貴族は称号カードで付与できる。司教は戦力を与えるほか、戴冠式を行うために必要となる。他に軍隊戦力を与える傭兵、船舶や町の支配権を与えるカードが有る。
初期配置はランダムで、山から引いた一定枚数のクラウンカードを展開して自分の派閥を形成する。歴史性はないが毎回異なる配置でゲームが出来る。

これらとは別にランダムイベントや戦闘結果を生成するためにイベントカードがある。基本ゲームではダイスは使わない。

王位継承者はランカスター家とヨーク家の区別され、それぞれの家系で継承順位の高い者だけが国王に戴冠できる。ゲーム開始時にはランカスター朝のヘンリー六世のみが在位している。

プレイは順番固定の手番制で、自分の手番が来たら、イベントを解決し、貴族を移動させ、戦闘を解決し、議会の招集と戴冠式を行い、最後にクラウンカードを1枚得る。
イベントの多くは叛乱や外国勢力の襲撃で、その付近に領地を持つ貴族や関係する官職についている貴族を呼び出す。他に貴族や王族が死ぬ疫病、洋上の船を寄港させる嵐、議会の開催や追加移動を可能にするカードがある。
移動は陸上移動、道路移動、海上移動の区別があり、速度が高いものほど汎用性は低い。
戦闘は会戦(野戦)と攻囲戦の区別が有り、野戦は戦力比とカードで解決し、結果は戦力の多い側の勝ちか、引き分けで、これとは別に参戦している貴族の戦死する結果がある。攻囲戦は必要な戦力が揃えば基本的に失敗はないが、町や城の守備隊戦力が加算されるのと、戦死の危険性はある。

議会は国王が単独の場合は国王が、国王不在か並立している場合は大法官の官職を持つ貴族が招集でき、所有者が死亡した称号や官職の再配布ができる。

戴冠式は勝利のために必要な国王を即位させる儀式で、保護した第一王位継承権と司教2人か大司教を聖堂のある都市に集める必要がある。

最後にクラウンカードを1枚引いて手番終了。

基本ゲームのルールはシンプルで、王族を一人擁立して(できれば第一王位継承権者)対立する王族を滅ぼしていくことになる。選択ルールや上級ゲームではさらなるディテールを導入され、特に議会は貴族院と庶民院に別れた投票を行う、議会で自分の擁立している国王を英国唯一の国王と認めされることでも勝利できるようになる。

史実の薔薇戦争の展開をなぞるタイプのゲームじゃないけど、お手軽なマルチゲームと考えると楽しめると思う。

(追記)ちなみに、私の所有するバージョンは箱、ルール、マップは第2版だが、カードは第1版準拠なのか領地などの座標が対応していなくてすごい使いづらい…。イングランドの地名に精通すれば問題ないのだろうが…
タグ:Kingmaker
posted by AMI at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
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