プレイされたゲーム:Here I Stand: 500th Anniversary edition(GMT)、ニア&ファー(Read Raven/アークライト)、義経戦記(GJ、5戦)
遅ればせながら新年おめでとうございます。
朝一に会場入りしてとりあえずテーブルだけ確保。午後からやる予定のゲームのルールを確認したりして過ごす。
@Here I Stand」は宗教改革が起こった頃のヨーロッパの政治的軍事的宗教的な争いをテーマにしたCDSマルチの傑作。初版から完成度の高いゲームだったが、さらにルールの抜け穴を埋めてカードをいくらか追加した500周年記念版でプレイされていた。
SOLGERでプレイされるのは2016年11月以来だけど、このときもブランクがとか書いていて、「流行」していたのはもう10年以上前なんですね。
みねさん、CTDAさんにゲスト4人が加わり、今回も楽しそうにプレイされていたが、8時間ぐらいかかっていた。フランスのTさんが勝っていた模様。

私は午前中はゲームの準備だけでプレイはせず、少し早めに出て一人でいつものカレー屋さんへ。食べ終わって店を出たところで入れ違いでアルファーリンク提督が来たが、チャイも飲み終わって追加注文するのは危険な状態だったので先に会場へ戻る。

午後からタケタケさんも来て、アルファーリンク提督も今日は時間があるというので、3人で「ニア&ファー」をする。私とタケタケさんは前回の続きのキャラクターで、アルファーリンク提督には新しくキャラクターを選んでゼロから始めてもらう。正規の遊び方ではないが、厳密に勝敗を争うタイプのゲームでもないので良いでしょう。
アルファーリンク提督が選んだヴェラは鉱山都市の衛兵隊長で強圧的な支配を進める領主に対して反乱を試みる住民と対峙することになる。

舞台は地図9:いわのは諸島。町が端にあってクエストトークンが遠方に多く置かれた。
私はクエスト進行はそこそこにして、最初に引いたアーティファクトの条件に従い遊牧民メンバーを集める方針で行った。終盤手持ちのテントを先に使い切れる情勢だったが、手持ちのアーティファクトを出し切ることにこだわって他の2人に得点機会を提供する結果になってしまった。64点(通算215点)。
アルファーリンク提督はイベントで得られる種族トークンと手札のアーティファクトが都合よく合ったようでアーティファクトをばんばん出してさらに追加でひいては出していた。63点。
タケタケさんは逆に種族トークンが合わずに苦労していたようだが、交易路の独占に注力して追い上げてきた。70点(通算219点)。
150分ほど。2人でやると90分程度だったので3人になった分比例して伸びた感じ。


ニア&ファーのプレイ途中、総統閣下が新年のご挨拶に登場され、そしてそのまま引き上げられた。
少し雑談の後、アルファーリンク提督が先に帰られたので、TSSの田島さんデザインでゲームジャーナル85号付録の軽量級合戦ゲーム「義経戦記〜源平奥州六大合戦〜」。同人ゲームとして頒布されていた「最終決戦」中の源平時代の2合戦に、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」に合わせてアップデート&シナリオ追加したもので、GJ版は今回初プレイ。
武将単位のチット引きシステムで、武将の統率力が郎党ユニットの戦闘力と移動力になる(GJ版は一部例外あり)。

「水島」(1183年)は木曽義仲に追われて西国に後退した平氏と木曽方水軍との海上戦。木曽軍が日食が起こることを予め把握していた平氏に敗れた戦い。ランダムでタケタケさんが木曽、私が平氏(以下、陣営は毎回ランダムで決定)。天候チットの引きが悪く、攻めきれないまま損害が嵩んで平家の敗北。最終4ターンまで行って約20分。


「宇治瀬田」(1184年)は威信が低下した義仲が源頼朝が派遣した義経と範頼に攻撃されて滅亡する戦い。戦力差が大きいので、木曽軍と頼朝軍の対決ではなく、源氏方を義経軍と範頼軍に分け、木曽を含めた3陣営にした上で正体隠匿でプレイする。
私の正体が木曽、この時点ではわからなかったがタケタケさんは範頼。自分で前半は自分で義仲を動かすことができたので、ぐるぐる逃げ回っていたが、郎党があっさり撃破された上、悪いタイミングで木曽義仲をタケタケさんに動かされて範頼軍に取り囲まれて討ち取られた。動かした方が露骨だと正体がバレてしまうのでどう振る舞えばいいか難しいところ。全8ターン中7ターンまでで約15分。


「一の谷」(1184年)は平家軍を山地を迂回した義経が奇襲撃破する戦い。義経勢はダミーを含む隠蔽状態で登場し接敵するまでどこを攻撃してくるかわからないので平家は長い戦線を守らなければならない。
タケタケさんが平家、私が源氏。
義経隊の多田行綱がうまい流れで前線を突破して平家の御大将宗盛に襲いかかり反撃を跳ね返した挙げ句宗盛を討ち果たして勝利。全7ターン中4ターンで終わって約30分。


「屋島」(1185年)は後退する平家を追って義経が手勢だけで嵐の中を追撃し奇襲したものの少数とばれて反撃をうける戦い。タケタケさんが源氏、私が平家を担当。
義経は強いのだが抜け駆けの奇襲部隊で2ユニットしか居ない。運悪く唯一の配下の伊勢義盛が出目が悪くて早々に討ち取られてしまい、いかに能力差があっても義経単騎では内裏を守りきれず平家勝利。那須与一に向けて扇を掲げる暇はなかった。全5ターン中4ターンで終わって約7分。


「壇ノ浦」(1185年)は言わずと知れた平家滅亡の戦い。海上戦で途中で潮目が変わり有利不利が逆転する。タケタケさんが源氏、私が平家。
平家はとにかく潮目が味方の間に攻めようと前進。源氏もこれに応じて兵を進めてくるがやはり潮流の影響で不利は否めず、源氏の損害が嵩んでいく。戦線崩壊こそしなかったものの、潮目が変わった時点で温存されていた義経の本隊以外は数を減らしており、反撃し切ることはできなかった。
最終ターン前までやって、残り1ターンでは逆転するのは難しそうだったので終了にした。全9ターン中8ターン終了打ち切りで約60分。

今回のプレイはここまで。Here I Standが長引いていたので次々とシナリオを消化できた。壇ノ浦の途中でHISが終わってゲストの皆さんは先に引き上げられた。クォーターマップのシナリオはさすがになるようにしかならない感じだが、それでもチット引きなので毎回同じ展開にはならない。ハーフマップのシナリオは軽量級ながら登場兵力もそれなりにありやりごたえもある。
夜会に向かうみねさんとタケタケさんと分かれ直帰。おつかれさまでした。
タグ:Here I Stand 義経戦記