大和路快速と紀州路快速を乗り継ぎ、駅まで迎えに来てくださったFabius閣下と合流。
早速お家へ移動して、プレイの準備。
Fabius閣下が鉄騎隊[Ironside]を指揮したいとのとで、議会派を担当していただき、私はチャールズ一世率いる王党派に。

序盤、王党派は基盤のある北部を固めるために、議会派のフェアファクス卿を撃破し、続いて議会派側の地方領主を撃破していきます。
一方、議会派は再起したフェアファクスをハルの要塞に籠もらせて王党派を牽制しつつ、比較的基盤が弱体な南部の王党派の追い落としにかかります。指揮官の能力差を生かして多少抵抗してみたものの、策源地となる要塞を確保していない部隊は脆く、南部は議会派によって平定されてしまいました。
そうこうする内に、北のスコットランドからリーブン伯の厳粛同盟軍が南下してきます。王党派はこれを迎撃すべく、チャールズ王が直率する精鋭部隊で襲いかかりますが、2度に渡る野戦をがっちりガードされて防がれ、スコットランド軍の横行を許してしまいます。チャールズはその後もリーブン伯に挑戦し続け、一度などは戦闘修整+3のスウェーデン軍カードを追加して必勝の態勢で望んだものの、結局最後までリーブン伯を撃破することは適いませんでした。
しかし、議会派がゲーム中最優秀の能力を誇るカンバーランド公ルパートの軍を必要以上に警戒して、首都ロンドンを堅く守っている間に、ルパート軍と舎弟モーリスの軍が中部、東部を徐々に侵食していきます。
デッキの綾で、ニューモデル軍の配備が1ターン遅れたこともあり、終盤の議会派の反撃を抑えきってVP判定で勝ちました(12点以上で議会派勝利のところ5点)。

(終了時の盤面。青が王党派、オレンジが議会派の支配マーカー)
このゲームの特徴的なルールとして、野戦で大勝利をおさめると追加のカードを引いて使用できるというのがあるのですが、結局、今回は一度も発生せず。チャールズの本隊にはそれなりに兵力を与えて、狙っていたのですが、全然勝てませんでした。これでは内戦に勝っても今後の国内運営は問題山積のまま…
初めてのプレイなので、これだけで断言はできないですけど、ゲーム本体は良い出来なのではないかと感じました。ただ、ルールは曖昧な点が多く、そろそろ改訂版を出して欲しいところなんですが、GMTにしては動きが鈍いような…
最終ターンまでフルに戦って、それなりに疲れたので予定より若干早めの時間だったのですが、感想戦の後、お暇することにしました。
が、なんだか、阪和線内で
議会派も、Leven伯にあんなにがんばられては、
主導権争いの激化は必至です。
いずれにせよ、英国を統一できるような覇権は
確立されず、内乱は長期化、英国は minor powerに転落…
などといった、あまり晴れやかではない未来を示唆する
展開でしたね(←苦笑)。
おかげさまで新たに優れたゲームと出会うことができました。
弱体化した英国の行く末を想像するのも楽しいですね。このへんが戦略級ゲームのよいところだと思います。