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2007年05月04日

SDFシリーズグランドキャンペーン

 SDFシリーズは今は亡きアドテクノス社から発売されていた、(発売当時から見た)近未来の自衛隊の戦闘を扱った一連のゲームである。

 今回のプレイの主参加者はTraJanさん、YENさん、みねさん、AMIの4名。意図的にわけたわけではないのだが、チット引きで振り分けた結果、ソ連軍をTSS組、自衛隊をSOLGER組が担当することとなった。ソ連軍は実質的にYENさんが総司令官で、正面戦線を担当、TraJanさんが西方の留萌方面を担当。自衛隊は名目上、AMIが北部方面総監で第二師団と序盤でM次師団長が抜けた後の第五師団を担当、みねさんが第七、第十一師団と第一特科団などの予備部隊を担当した。

 1995年8月、冷戦の時代は終わりを告げた。その先に待っていたのは平和の到来などではなく、ソ連軍による中国侵略であった。ヨーロッパでもワルシャワ条約機構、NATOの双方で大規模な動員が始まり、中東でもイラン国内で不穏な動きが報じられるなど全世界が最悪の状況を迎えつつあった。
 極東でも米軍の戦力を誘引するためにソ連軍の北海道への侵攻が察知され、北部方面総監が隷下部隊の動員、防備地点への移動を命じていた。

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キャンペーンゲームでは最初に国際情勢とソ連軍の作戦、自衛隊の防衛態勢を決めます。今回、国際情勢は中東-2、欧州-2、中国-3で合計-7(取り得る範囲は0〜-8で低いほどソ連が攻撃的)。ソ連軍の作戦はC(稚内−旭川を結ぶ国道40号線と旭川から西に延びる道央自動車道の一部の確保)、自衛隊の防衛態勢は1(1〜5で1が最も対応度が高い)でした。

D-DAY 4:00
 彼らは来た晴れ渡った8月の道北、稚内から留萌にかけての海岸線に太平洋艦隊海兵師団、第342自動車化狙撃兵師団、第6親衛空挺師団と空中強襲、空中機動の2個旅団からなるソ連軍第一波が上陸あるいは着陸してきた。包囲された稚内分遣隊は市街地に籠もって果敢に抵抗したものの兵力の差はいかんともし難く、8:00頃の通信を最後に連絡を絶った。
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作戦の1日目は必ず好天になる。ソ連軍といえども、天気が悪い場合は作戦を延期するらしい。
 ソ連軍は第二師団の防衛担当区域に集中して上陸をかけてきた。これは当たり前の話で、第五師団と第十一師団は自分の防衛担当区域にソ連軍が侵入しない限り(ゲーム終了時まで)機動制限が解除されないのである。この機動制限解除のルールは乱暴すぎる

D-DAY 10:00
 第二波の第79自動車化狙撃兵師団と第15軍直轄砲兵師団が上陸。そして第一波部隊は前進を開始した。化学弾頭の援護の下、名寄北方で第二師団第9連隊戦闘団が、名寄西方で同第3連隊戦闘団が攻撃を受ける。第9連隊の損傷が大きい。
戦闘団は複数のユニットを集めて編成する強化ユニット。特定のユニット構成にすればダイス修整がつくなど非常に強力な存在である。
 なお、今回のゲームでは、ソ連軍が厳しいという前評判を考慮して、化学弾頭数の制限ルールは使用しなかった。ルールには明記されていないのだが、増援表のCWPというのが化学弾頭の使用可能回数だと思われる

D-DAY 16:00
電子戦のルールがソ連軍にとって余りにも厳しいということで、このターンより電子戦ルールを使わないという合意に達する。最大の問題は有効範囲が違いすぎることだろうか。

 午前中に大打撃を受けていた第9連隊戦闘団が追撃を受けて潰滅する。
SDFシリーズでは作戦余力という概念で部隊の耐久力を表している。作戦余力は基本的にスタック単位でまとめられるため、額面戦力を別にすれば、1個中隊でも6個中隊以上を集積した連隊戦闘団でも耐久力に違いはない。このことを軽く考えていたための損害であった

 この悲報を受けて、北部方面隊総監部では戦線を旭川のラインまで一気に下げることを決断する。
戦線を縮小して部隊を入れ替えながら防御しやすくするためというのもあるが、主たる理由は第十一師団の機動制限を解除するため

D-DAY 22:00
 両軍とも戦線整理。
夜間は機動力や支援能力が半減するため、作戦を行う余地が少ない

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D-DAY+1 4:00
 天候は引き続き好天。名寄の守備についていた第十一師団の第10連隊戦闘団が攻撃を受け、名寄を明け渡して退却。自衛隊の各部隊は第二師団の担当区域を完全に放棄して、第十一師団の防衛担当区域まで後退する。
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D-DAY+1 10:00
 第29連隊戦闘団が旭川前面でソ連軍の強襲を撃退。留萌も損害を受けながらも防衛に成功する。 
29RCTは戦闘結果2/0(ソ連軍/自衛隊)、留萌は3/2

 ソ連軍空中強襲旅団の一個中隊が旭川市郊外に強行着陸し、自衛隊の後方支援陣地が大混乱に陥る。
D-DAY+1 16:00
 艦砲射撃によって大打撃を受けた守備隊の退却により留萌陥落。旭川に着陸した空中強襲中隊は撃滅される。
艦砲射撃で直射するというルールはないのだが、たまたまこのターンに留萌に強襲上陸用の橋頭堡が設置される計画になっていた。

D-DAY+1 22:00
 戦線整理のみ
D-DAY+2 4:00
 荒天のため、猛威を振るっていた対戦車ヘリや航空支援が飛行不能になる。この効果は大きく、第五、第十一師団戦区は機動防御で時間を稼ぎつつ後退。留萌戦区は放棄され、戦線は大きく旭川防衛線と札幌防衛線に別れる。 
対戦車ヘリが支援に参加していると、相手に特定の兵科が参加していると損害を1ポイント増やす効果がある。1損害は後退でほとんど吸収可能なため、打撃が回復できず累積するようになる対戦車ヘリの効果は非常に大きい

D-DAY+2 10:00
 旭川北方の森林には完全防備の縦深陣が形成されたため、ソ連軍は正面攻撃を避け、東西から圧力をかける。西側の陣地が一つ突破される。
このゲームでは機動力に余裕さえあれば極めて簡単に陣地の構築ができる。ソ連軍も反撃を避けるため陣地を構築しながら前進するぐらいである。

D-DAY+2 16:00
 旭川東方で第79自動車化狙撃兵師団による二波に渡る強襲を撃退。西方の第十一師団戦区でも第29連隊戦闘団がソ連軍の攻撃を撃退する。
D-DAY+2を通じてヘリが飛んでいないことがソ連軍の衝撃力を大幅に減殺していた

D-DAY+2 22:00
 戦線整理
ソ連軍の各部隊は上陸後3日を経過すると補給能力が大きく低下する。このため、ソ連軍司令部では夜間攻撃も検討されていたが、夜間の制限は重いようで結局夜襲は行われなかった

D-DAY+3 4:00
 天候は晴天。ソ連軍第一波部隊は補給が枯渇し始めている。ソ連軍は道央自動車道を確保すべく各戦区からかき集めてきた戦闘団を投入して第五連隊戦闘団に波状攻撃をかけるが、これまで温存してきた対装甲広域制圧弾(SADRAM)を投入し、2個スタックを潰滅させた。
SADRAMは対戦車ヘリやMLRSと同じく戦車部隊などの損害を増加させる特殊弾頭。1日に1ポイントしか補充されないが、ヘリやMLRSと組み合わせて使用できる(最大2損害増加)ため恐ろしく強力である。

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この損害によって攻勢継続能力を失うとともに、本国より与えられた作戦目標の達成が不可能と判断したソ連軍司令官は自衛隊への降伏と高級指揮官の亡命を打診、ここに北海道戦役は終了した。
勝利条件に拘らず続けるという考えもあると思うが、勝利条件が特定ヘックスの確保のみを規定しているため、これを満たせないと判明した状態で何を指針として作戦を続けるのか不明瞭なため、プレイを続行する意義自体がないと判断した。例えば、これが勝利得点制であれば、勝てないまでも1点でも多く確保することを目指してプレイすることも可能であったろう。
posted by AMI at 20:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 合宿記録
この記事へのコメント
壮大なプロジェクトお疲れ様でした。なにやら何時ぞやの「戦国のいちばん長い日」の(自分的にはお粗末プレイ過ぎて悔いの残る)合宿プレイを彷彿とさせますねw
作品自体に欠陥が内包されていると承知しながらのプレイにはさぞご苦労が在った事と思いますw
もうこの手のシリーズ連結ゲームは「レッドサン・ブラッククロス」+「エスコートフリート」ぐらいしか見当たりませんねぇw
Posted by にしき at 2007年05月12日 20:53
「戦国〜」は懐かしいですね。あのときは一人で美味しい思いをさせてもらいましたw
SDFはバランス云々はともかくいまいち動きがなかったのが残念でしたね。札幌が脅かされるとかそういう展開なら勝っても負けても楽しめたと思うのですが。
エスコートフリートはやってみたい気はあるのですが、あれもあきらかにテストプレイしてない臭いがありありなのがw
Posted by AMI at 2007年05月13日 01:11
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