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2010年10月14日

[紹介] 戦国のいちばん長い日

戦国群雄伝シリーズのエキスパンションキット。ボックスにはVol.1と銘打たれていますが、過去のシリーズ7作のマップがすべて必要なことと、ウォーゲームの衰退期にさしかかっていたこともあって、販売ははかばかしくなかったようで、残念ながらツクダから「戦国群雄伝」と銘打たれて発売された最後の作品となってしまいました。
テーマは慶長五年の関ヶ原戦役。2010年現在でも関ヶ原の戦いを扱ったゲームの中で最も規模が大きく、かつ、もっとも広汎な戦域を含んだゲームとして君臨しています。所謂ビッグゲームのなかでは比較的手軽にプレイできる方で、2日あれば確実に、きっちり準備すれば1日でもプレイ可能です。

ルールは細かな修整が多数入っており、プレイ感は後期ルールと比べてもかなり変わります。実際に早見表は「第3版」という表記がされています。主なところでは、総帥、雑兵の導入、城郭ユニットの導入による城レベルの防御修整と城郭規模の分離。戦闘結果表がなだらかなものに変更され、13戦力と19戦力になったときの異様な火力の増大の廃止。攻城戦関連諸表の改訂による包囲により耐久力低下の抑止。大規模な戦力同士の対決を想定した合戦ルール。移動中の部隊の分離の廃止。等々。
それ以外にも関ヶ原ということで、調略および日和見大名に関する処理や水軍関係のルールもあります。

地図は主に既存の7枚を重ね合わせたときの欠落部分を補うものが大小4枚。

GunAmap.jpg

越中、加賀、能登周辺

GunBmap.jpg

信濃、遠江、駿河周辺

GunCmap.jpg

越後北部

GunDmap.jpg

常陸、上総、下総周辺

Gun8unit1s.jpg

ユニットは全般的に「火力高め」で、真田昌幸がシリーズで唯一の野戦修整5を誇る他、野戦修整4の指揮官も西軍4人、東軍1人。
家康は野戦修整3に「戻った」ものの、徳川氏は生き残っている四天王の三人が優秀でその兵力や神君家康特別ルールも相まって驚異的な存在。

Gun8unit2s.jpg

ユニット化された城郭と水軍ユニット。

シナリオは4本。
「慶長五年戦役」は本作のメインと言うべきフルキャンペーン。東軍による会津征伐実施の判断から始まる関ヶ原の戦いの全容を再現する。
「戦国の一番長い日」はマップ5だけを使用する関ヶ原の決戦部分だけを切り取ったシナリオ。マップ1枚でできるが、ユニット数は多いので、必ずしもお手軽ではありません。
「三成の夢」は調略、日和見関係のルールを一切使用しないキャンペーンシナリオ。小早川軍や毛利軍を自在に運用できる反面、秀頼の豊臣恩顧の諸将に対する神通力も無効になる。以前やったときは歴史的でないということで反対を受けたのですが、多人数で各線戦を分担して遊ぶにはいいシナリオだと思います(ヒストリカルシナリオだと九州戦線などは開幕が遅いので)。
「上杉征伐」は家康による東軍動員の口実である上杉攻めが実際に行われたら、という設定の仮想戦。上杉軍は西軍首脳と同様、家康と対峙しても動揺することがないのだが、さすがに戦力が違いすぎる。
posted by AMI at 04:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦国群雄伝
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