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2010年11月11日

Axis & Allies の版による違い

Axis & Alliesは1981年にNova Gamesから出版された第二次世界大戦全体を全世界レベルで扱った戦略級ウォーゲームです。Nova版は普通の紙のユニットを用いたエリア式のゲームだったようなのですが、M&Bに買い取られた1984年版からユニットがプラスチックフィギュアになり、アメリカンサイズの巨大な箱を持つゲームに生まれ変わりました。

プレイヤーは日独英米ソの5大国(版によっては伊を追加した6大国(?))を指揮して、世界制覇を競います。ルールで至ってシンプルで、国毎に、生産、戦闘移動、戦闘、非戦闘移動、配備という手順を繰り返すだけ。移動フェイズが2回ありますが、これは主に航空機が出撃して、基地に戻るためで、空軍以外のユニットはどちらかの移動フェイズにしか移動できません。1942年から始まるので政治関係や奇襲のルールは殆どありませんが、兵科ごとの戦闘力の違いや、戦略爆撃、新兵器開発などで第二次大戦らしさを演出しています。

元が古いゲームなので、過度な勝負志向や精密なゲームを好む向きには合いませんが1日で手軽に世界大戦が終えられる好ゲームだと思います。実際、本国ではこのクラスのゲームが需要があるのか、2004年にハスブロ=AHから改訂版が出て以来、結構な数の改版やバリエーションが発売されています。

Board Game Geekにあった資料を元に主要な全世界版の比較をまとめてみたので、興味のある方は続きからご覧下さい。

1942(2009)

アニバーサリー版(2008)

リバイズド版(2004)

M&B第二版(1987/1991)

全般

勝利は勝利都市を912支配

勝利は勝利都市を131518支配

勝利は勝利都市を81012支配

勝利条件は首都2箇所の占領か生産力84(枢軸のみ)

イタリアはドイツの支配領土

イタリアは独立したプレイヤー

イタリアはドイツの支配領土

中国はアメリカの支配領土で特別ルールなし

中国はアメリカが操作する半独立勢力で特別ルール有り

中国はアメリカの支配領土で特別ルールなし

国家目標ルールなし

国家目標ルールあり

国家目標ルールなし

開発 (戦略爆撃/ロケット攻撃も参照)

開発ルールなし

開発は選択ルール

兵器開発は標準ルール

開発のコストは5生産力で、成功するまで毎ターンダイスを振る

兵器開発ダイスは5生産力で、1回振り

開発対象はランダム

ダイスを振る前に開発する兵器を選ぶ

開発対象はランダム

開発は12種類。

開発は6種類

ジェット戦闘機は戦闘機の攻撃値を4にする

ジェット戦闘機は戦闘機の防御値を5にする

重爆撃機は爆撃機の攻撃時のダイスを2個にする

重爆撃機は爆撃機の攻撃時のダイスを3個にする

戦闘解決順

戦闘は戦略爆撃、上陸、通常戦闘のカテゴリ順に解決。同じカテゴリ内の解決順は攻撃側の選択。

戦闘の解決順は攻撃側の選択。ただし、上陸戦を行う場合はその前に海戦を解決

戦略爆撃/ロケット攻撃

戦略爆撃/ロケット攻撃は工場にダメージを与える

戦略爆撃/ロケット攻撃は生産力を破壊する

単一の戦略爆撃/ロケット攻撃が与えるダメージに上限はないが、ひとつの工業中枢が持ち得る損害マーカーはその領土の生産力値の2倍まで

単一の戦略爆撃/ロケット攻撃中、各爆撃機/ロケットの与えるダメージは領土の生産値まで。

単一の戦略爆撃/ロケット攻撃が与える被害に上限はない

ロケットは存在しない

ロケット攻撃は戦闘フェイズの戦略爆撃ステップに宣言

ロケット攻撃は戦闘フェイズ中に宣言

強襲上陸

巡洋艦は強襲上陸の艦砲射撃に関与可能

巡洋艦は存在しない

海域に敵の潜水艦と輸送船しかいない場合、それらを無視して艦砲射撃可能

海域に敵艦船ユニットがいたら、艦船ユニットは艦砲射撃不可

艦砲射撃は事前戦闘ステップに行い損害を受けたユニットは損害ラインに置いて反撃可能

艦砲射撃は戦闘開始時に行い、損害を受けたユニットは反撃不可

艦砲射撃は事前戦闘ステップに行い損害を受けたユニットは損害ラインに置いて反撃可能

艦砲射撃を行えるユニット数は、強襲上陸するユニット数まで

艦砲射撃を行う艦船数に制限なし

上陸したユニットは退却可能

上陸したユニットは退却不可

動員

ひとつの工場に配置可能なユニット数はその領土の生産力−その工場のダメージトークン数

ひとつの工場に配置可能なユニット数はその領土の生産力

戦闘機は空母の上に動員可能

戦闘機は空母の上に動員不可

既存の戦闘機は、戦闘移動/非戦闘移動終了時に、その海域に動員予定の空母に着艦できる。

既存の戦闘機は、動員フェイズに新空母を動員する工場のある領土から動かして新空母の上に搭載できる。

既存の戦闘機を動員された新空母に搭載できるのは次のターン

生産制限で配置できないユニットは箱に戻し、生産コストは返却される

生産制限で配置できないユニットは配置できるまで動員ゾーンに待機

生産制限で配置できないユニットは喪失

対空砲

生産コスト6

生産コスト5

他の領土へ向かうために通過した航空ユニットは射撃不可

他の領土へ向かうために通過した航空ユニットへも射撃可

A国の首都が敵の手にあり、同じ陣営のB国がA国領土とそこにある対空砲を奪取した。その後、A国の首都が解放されると領土はA国返還されるが対空砲はB国指揮下に残る。

A国の首都が敵の手にあり、同じ陣営のB国がA国領土とそこにある対空砲を奪取した。その後、A国の首都が解放されると領土は対空砲は共にA国返還される。

工場(工業中枢)

工場は戦略爆撃/ロケット攻撃によって損害を受ける

工場を対象とした戦略爆撃/ロケット攻撃では生産力が破壊される

工場に対する損害は生産フェイズに修理する

工場自体は損害を受けることはない

航空ユニット一般

戦闘に参加した航空ユニットは非戦闘移動フェイズに帰還

戦闘に参加した航空ユニットは戦闘後直ちに帰還

戦闘に参加した航空ユニットは非戦闘移動フェイズに帰還

航空ユニットは動員フェイズに着陸

航空ユニットは非戦闘移動フェイズ終了時に着陸

戦闘機 (動員も参照)

戦闘機は新空母が動員予定の海域で非戦闘移動を終了可能

戦闘機は非戦闘移動を現在着陸可能な場所で終えねばならない

破壊された空母を基地としていた防御側戦闘機は着陸のために1エリア移動できる。この移動は全ての攻撃解決後、攻撃側の非戦闘移動の前に行う。任意の友軍支配領土か友軍空母のいる任意の海域に着陸可能

破壊された空母を基地としていた防御側戦闘機は着陸のために1エリア移動できる。この移動は戦闘機が母艦を失った攻撃の直後に行う。このターンに戦闘が起こらなかった、友軍支配領土か友軍空母のいる海域に着陸可能

破壊された空母を基地としていた防御側戦闘機は戦闘終了時に同じ海域にいる別の空母か島に着陸しなければならない。

爆撃機

生産コスト12

生産コスト15

戦艦 (強襲上陸も参照)

生産コスト20

生産コスト24

空母 (動員と戦闘機も参照)

生産コスト14、防御力2

生産コスト16、防御力3

生産コスト18、防御力3

巡洋艦

生産コスト12の海軍ユニット。攻撃力3、防御力3、移動力2。強襲上陸時、艦砲射撃可能

巡洋艦は存在しない

駆逐艦

生産コスト8の海軍ユニット。攻撃力、防御力共に2

生産コスト12の海軍ユニット。攻撃力、防御力共に3

駆逐艦は存在しない

潜水艦

生産コスト6で防御力1

生産コスト8で防御力2

潜水艦は相手に駆逐艦がいなければ先制攻撃、駆逐艦がいれば同時攻撃。

潜水艦は先制攻撃。相手に駆逐艦が居なければ即除去。いれば反撃可能。

潜水艦は先制攻撃で、その損害は他のユニットの攻撃前に適用

潜水艦は敵に駆逐艦がいなければ空軍による損害を受けない

潜水艦は常に航空ユニットによる損害を受ける

潜水艦は、敵駆逐艦が存在しなければ任意の戦闘ラウンド開始時に潜航可能

潜水艦は敵駆逐艦が存在しなければ、攻撃続行/撤退ステップに潜航可能

潜水艦は撤退ステップに、個別に離脱できる。潜航ルールはない

潜航した潜水艦は戦闘フェイズ終了時に浮上

潜航した潜水艦は非戦闘移動終了時に浮上

潜航ルールはない

敵潜水艦のみが存在する海域は敵性海域とみなさず、海軍は自由に移動可能。

潜航中の敵潜水艦のみがいる海域は敵性海域ではないが、浮上中の敵潜水艦のいる海域は敵性海域となる

敵潜水艦のいる海域は敵性海域

潜水艦は同じ海域にいる敵ユニットに影響を及ぼさない

潜航中の潜水艦は同じ海域の敵ユニットになんら影響を及ぼさないが、浮上中の潜水艦は敵輸送船の積み降ろしを妨げる

潜水艦は敵輸送船の積み降ろしを妨げる

潜水艦は非戦闘移動を敵性海域で終えても良い

潜水艦は非戦闘移動を敵性海域で終えられない

潜水艦は非戦闘移動を敵性海域で終えられない

輸送船

生産コスト7で防御力なし

生産コスト8で防御力1

輸送船は一番最後に損害に選ばねばならない。

輸送船はいつでも損害に選べる

防御されない輸送船は敵に攻撃されると自動除去

輸送船は攻撃力がないが、他のユニット同様に戦闘を行う

敵輸送船のみが存在する海域は敵性海域とみなさず、海軍は自由に移動可能

敵輸送船単独でも敵性海域を形成する

輸送船は敵の潜水艦/輸送船のみが存在する海域で積み荷の積み降ろしが可能

輸送船は潜航してない敵潜水艦や輸送船のいる海域では積み降ろし不可

輸送船は敵潜水艦や輸送船のいる海域では積み降ろし不可

輸送船は戦闘後の積み込み不可

輸送船は荷下ろしをしていなければ、戦闘後に積み込み可能

輸送船は荷下ろしをしていなければ、戦闘後に積み込み可能

輸送船は戦闘フェイズと非戦闘移動フェイズの両方で積み荷を降ろすことはできない

輸送船は二番目のユニットが以前のターンに積んだユニットなら、同じ領土に戦闘フェイズと非戦闘移動フェイズに積み荷を降ろせる

積み荷を降ろしたらそこで輸送船の移動は終了

posted by AMI at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
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