三国盛衰記は三国志演義の世界観を再現したマルチプレイヤーズゲームとしては過去に出版された三国志ゲームの中でもベストといえる完成度をもっていますが、勝利条件に関しては、支配領土に基づく一律の得点計算で判定する形式になっています。
これは地政学マルチでは一般的な形式で、比較的緩やかなプレイをする場であれば、ゲーム中の外交で初期設定の差を吸収できる(もしくは、克服できない差があってもさほど気にされない)訳ですが、シビアなプレイをする場だと勢力の選択や序盤の順番次第で「終わっている」状態になりかねません。これをある程度吸収するのがこのルールの目的です。
ルール
シナリオ1用設定
・選択できない勢力:董卓
・大勢力:曹操、袁紹、劉表
・小勢力:上記以外
追加特別ルール:袁紹は第一ターンは徴兵しかできない(外交、侵略禁止)
シナリオ2用設定
・選択できない勢力:なし
・大勢力:曹操、袁紹
・小勢力:上記以外
1.順番を決めて勢力を選ぶ。全プレイヤーが選択したあと、小勢力を選んだプレイヤーのみ、逆順で小勢力をもう1つ選択可能。
2.2勢力を支配しているプレイヤーは、自分の勢力の手番に、手番勢力をもうひとつの勢力に「従属」させることを宣言できる。従属するためには、2つの勢力の領土が隣接していなければならない。従属する勢力は宣言した手番にはいかなる行動もできない。ターン終了時に、2勢力の隣接が維持されている場合、従属する勢力の戦力と支配マーカーを合流する勢力のものに交換する。以後、2勢力は単一の勢力になる。ターン終了時に領土が分断されている場合、従属は無効になる。
3.ゲーム終了時まで2勢力のまま維持した場合は、両方の勝利得点を合計する。
以上
タグ:三国盛衰記
一度やってみたい。^^