昨年の平城遷都1300年祭の絡みで紹介されていたのを見て、階段状ピラミッドに似た外観が印象的で一度行ってみたいと思っていたのですが、ようやく機会を作れました。

南西側から近付くとこんな感じ。

民間協力者の方に鍵を開けて貰い、門をくぐるとゆるやかな階段が続きます。周辺は住宅地になっているので両脇はギリギリまで民家が迫っています。

復元整備された部分の外観。石仏を覆っている鞘堂(屋根)は保護のためのもので必ずしも当時の形状を再現したものではないとのこと。

案内板にあった頭塔復元案。というわけで、実際には「階段状ピラミッド」ではないらしい。当時の最新式の仏塔らしいです。

未整備部分との境目。発掘調査および復元は北半分に限って行われ、南半分は土に覆われたまま現状保存されています。
当時の仏教建築といえば木造のイメージだったので、石積みの土塔は印象的でした。大仏さまほどではないにせよ、当時としては結構な土木工事だったのではないでしょうか? ちなみに、現在の頭塔の下には一回り小さい初期の頭塔が埋まっているそうです。
なお、復元に際しては一般の見学も考慮して順路やデッキなども整備されていますが、普段は施錠されていて管理人さんに開けて貰う必要がありますので、訪問される際は事前に確認された方が良いと思います。
参考:平城遷都1300年祭ホームページの紹介
http://www.1300.jp/event/roam/yamatoji/shaji/13.html
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こんな感じで城跡何かが在ったりすると凄くワクワクしてきます。