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2011年02月22日

[雑感] Lord of the Renaissance

先週、みねさんから翻訳してほしいと依頼されたシエラマドレの古いゲーム(1996年出版)。ざっと眺めた上での雑感。



Here I Stand(GMT,2006)より少し遡った時代のヨーロッパ〜近東が舞台で、一見すると地政学マルチですが、ゲームの目的からすると旧アバロンヒルのAge of Renassanse(奇しくも?同じ1996年発表)の方が近いかもしれません。
プレイヤーが直接担当するのは「公爵領」を領する小規模な貴族とそれと提携している銀行資本。担当可能な初期人物は17人でそれぞれ実名入りだけど、いわゆる能力値的なものはなく、立地条件(開始位置)と一部の人物のみ初期開示条件が若干異なる程度。
プレイは1年単位で、4回のカードオークションと、3回の軍事活動が可能。カードは同盟国を表す中立君主の獲得や策略カードの他に経済施設の建設カードがあり、これをヨーロッパ各地に立てていくことで複雑で利益の上がる交易路が形成されていく。
軍事活動は季節によって大きく制約があり、北部では軍の移動に制約が大きい。

盤上には6つの大国(ルール上の用語では帝国だけど、教皇庁とかも入ってるので若干違和感がw)があって、プレイヤーはこれと提携することで「助言役」として帝国を動かすこともできるが、それはあくまで方便で、ゲームの目的は個人的な蓄財。
こういう構成なので、プレイヤーは最大12人まで参加でき、一つの帝国につき2人まで仕官することが可能。この場合、プレイヤーは軍事権握る皇帝派と財政を握る宰相派に分かれることになる。

基本金目当てなので集束性は高そうだけど、交渉が比較的自由なので面子を選ばないと間延びしたプレイになってしまう危険性が高そうw

参考:BGG
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/2299/

(2/27)ルネサンスの綴りが思い切り間違ってたので訂正
タグ:LotR
posted by AMI at 21:12| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
この記事へのコメント
蓄財が目的で、軍事活動があると言うことは軍事力で他のプレイヤーの利権を吹き飛ばせるということですか?
だとすると楽しそう。
あと、皇帝派と宰相派というのもよさげ。
Posted by みねさん at 2011年02月23日 21:17
ギルドや鉱山、各種文化施設などは実際にマップ上に置くのですが、それを軍隊で攻撃できます。ただ、帝国軍の人たちは乱暴者なので破壊は得意ですが、敵の施設を奪うことはできませんw
傭兵は独自の行動規範を持っていて、民間経済施設の攻撃には参加してくれません。
あと、教皇さまが専用技が6個もあって楽しそうです。
Posted by AMI at 2011年02月23日 22:28
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