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2011年08月04日

トロイ戦争を実際に動かしてみて

自作カウンターができたので、少し動かしてみました。
シナリオは、アカイア(ギリシア)最大の英雄アキレウスと、トロイア最大の英雄ヘクトルが両方登場する唯一のシナリオ、「アキレウスの仇討ち」。

アカイア軍はゲーム中最強のアキレウスが参加していますが、ランク3英雄3人とランク2が1人が欠場していて必ずしも万全の状態ではありません。そして、勝利条件がアキレウスの直接攻撃によるヘクトル殺害という特殊なもの。
トロイア軍はサルペドンが戦死しているものの、まだ前半の戦いなので比較的健全な状態。勝利条件はアキレウスの殺害(誰が実行しても良い)か勝利条件で上回ること。そして、特別ルールで、アキレウスがトロイア側の英雄を一人でも殺すと、彼が負傷/戦死するまでランク1〜2の英雄がパニックから回復できなくなるという致命的な効果があるので、ヘクトルの回りを固めて時間を稼ぐという戦法も必ずしも有効ではありません。

ttw.jpg

両軍とも前線は中堅のランク2で固めてその背後に主力のランク3を配置してみる。
第1ターンは接近で終了。トロイア軍は守りを固めて動かず、第2ターンにアカイア軍が敵の戦列に雪崩れ込む。アキレウスは当然、ヘクトルの前にいるランク2英雄を攻撃。と、普通のゲームならここで軽度の損害は耐えて持ちこたえるのだが、このゲームでは英雄はランク数と同じ回数だけ攻撃できる。アキレウスは当然ランク3なので、損害を受けて防御力が下がった状態で後2回攻撃される。このシナリオでは前記特別ルールもあるので大事をとって後退する。アキレウスは戦闘後前進で後を追う。すると、後ろで督戦していたヘクトルと接敵する。当然、2回目の攻撃目標はヘクトル。さすがに一撃で致命傷とはならなかったもののヘクトルはたまらず後退、アキレウスは最初の接触戦でチャリオットを破壊されていたため、2ヘックス後退するヘクトルに追従できず。

なるほど、こういうシステムか。パッと見、単純なルールの会戦ゲームだが、強い英雄が敵陣に斬り込んでいく様が見事に再現されている。

ただ、問題もあって、第一にヘックスが小さすぎる。英雄同士がスタックすると攻撃不可能になるルールとはいえ、チャリオットや損害マーカーが載るし、やられた英雄が味方の背後に逃げたり隠れたりするので割と頻繁に積み重なる。そして、3種類ある損害マーカーと2ヘックス先まで届くZOCが結構煩雑。
マップは拡大するとして、ユニットは裏面がないから、これを一番軽い制圧面にすれば、多少は緩和されるかな。

あと、このシナリオ4はやっぱり勝利条件がいまいちかな。普通に得点制か城壁突破のほうがいいかなと。

タグ:トロイ戦争
posted by AMI at 20:35| Comment(0) | TrackBack(1) | ゲーム紹介
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