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2007年07月21日

7月21-22日 Fabius閣下宅遠征

和歌山市在住のFabius閣下のお宅へ遠征してきました。主題は「宇宙の戦士/Robert Heinlein's Starship Troopers(AH)」。

行きはJR。最初は和歌山線ローカル列車の旅3時間コースも考えたのですが、今回は時間の有効利用を優先して天王寺経由で(奈良から直接和歌山に行く路線よりも一回大阪に出た方が速い不思議^^)。

駅まで迎えに来て頂き、昼食前に軽く一戦。お互い初プレイということで、まずは練習にシナリオ2オペレーション「バッグハウス」。
 「史実」では、ヒューマノイド相手に「圧倒的じゃないか我が軍は!」状態の地球連邦がいきなり蜘蛛の母星を強襲してコテンパンにやられている戦いです。私が地球連邦、Fabius閣下がアラクニドを担当。地球側が設定した「橋頭堡」ゾーンを確保できるか否かで毎ターン点数が入ります。しかし、この時点では地球側は蜘蛛の生態を熟知しておらず、トンネルから出撃してくる蜘蛛に逐次対策するしかありません。
 局地戦では機動歩兵は圧倒的に強いのですが、アラクニドはトンネル網を駆使してその攻撃範囲外に出現して「橋頭堡の確保」を妨害してきます。文字通りモグラ叩き状態でお手上げでした。ある程度ルールも習熟できたので、途中でお開きにして昼食にしました。

シナリオ2終了時の情勢
(シナリオ2終了時の情勢)

 その後、陣営を入れ替えて、シナリオ6オペレーション「ロイヤルティ」をプレイ。この頃には地球連邦も地表の戦いは優勢に進めていましたが、未だ不明な点の多い蜘蛛の生態把握のために群の士気中枢である「戦闘頭脳」を捕獲する作戦を試みます。蜘蛛の側はこれを妨害しつつ一定数の地球連邦ユニットの除去を目指します。
 カプセル降下した機動歩兵が移動を始めたところで次々と爆薬が火を噴き、強化服ごと兵士達をローストにしていきます。調子に乗って戦闘部隊を地上に送るとこれは核ロケットランチャーで一瞬にして消滅させられました。
 やがて、降下船と共に工兵隊が到着しますが、地球軍希望の星の特殊能力者はエアカー諸共爆薬で吹き飛ばされてしまいます。しかたなく機動歩兵隊の聴音器を使ってトンネルを特定していき、遂に一つの入り口から数名の兵士が突入します。複雑なトンネル網に苦戦しながらも、徐々に奥へと進んでいきます。このあたりはダンジョン探険を思わせる趣向でなかなか楽しかったです。そろそろ頭脳室も危なかったので戦闘部隊を繰り出してトンネル内で凄惨な白兵戦を展開しました。
 地上では重火器隊と爆薬による虐殺が続き、地球側の損害限界点が突破が確実になったので蜘蛛の勝利にて終了することにいたしました。

シナリオ6終了時の情勢
(シナリオ6終了時の情勢。そこかしこに放射能汚染跡が・・・)

 実に30年前の古いゲームで、細かい処理にはやや煩雑な点も見られますが、原作のエッセンスを事細かに再現してあり、なかなかの良作だと思いました。惜しむらくは、しょぼーんなグラフィックですかねぇ。HJの全盛期に加藤画伯のアートワークで出版されたらもう少し評価されたのではないかと思うのですが・・・

 その後、FlyingColorsのインストプレイで「ゴザ・デ・カンディア」を。私がフランスを担当してHMSリアンダーを追撃しますが、マップ端に及んだところで急激に風向きがかわって追跡不能に陥り、まんまと逃げられてしまいました。

 夕食は街道沿いの洋食屋さんへ。あのFabius閣下がSサイズを頼むボリュームが凄い店でしたw 私はロコモコを食しました。

 この日は、SPI=6Aの大戦略日露戦争を検分しつつおやすみ。

 翌朝、お昼までの短時間で終わるゲームと言うことでFabius閣下が持ち出してきたのは「幻の八八艦隊」でした。一九二〇年台までの各国戦艦(未成艦多数含む)による砲撃戦のゲームです。
ゲーム自体が幻・・・
(ゲーム自体が幻の・・・)
 オーソドックスにシナリオ1の日米決戦を選択。私が大日本帝国の八八艦隊、Fabius閣下が合衆国の三年計画艦隊を率います。
 艦隊主力をもっての決戦とはいえ、それぞれ部隊が2分割されていて、主力は増援としてやってくるのですが、その分割がまた両国の戦略を表しているようで興味深い。日本側は前衛となっているのは八八艦隊以前の「旧式戦艦」8隻と水雷戦隊です。一方米国はレキシントン級巡洋戦艦4隻(?)と水雷戦隊です。
 ここで増援として登場する我が主力の陣容を確認していて、おやと思ったのが天城がないことです。史実の天城はワシントン条約で空母へ改装されることが決まった後、関東大震災で損傷を受けたため結局解体され、代わりに加賀が空母へ改装されることになりました。仮にこのゲームの世界のように軍縮条約が成立しなくても、建造中の巡洋戦艦天城はやはり震災で艦体に損傷を受けて解体されてしまったのでしょう。ハレの仮想戦なのですから、普通なら単純に八八艦隊勢揃いとしてもいいのに、なかなかに渋い設定です。しかも、そのことについて、何の説明もないのがまた、このゲームをするような奴は天城がどういう運命を辿ったのか知っているだろうと言ってそうで、また・・・(しかし、長門と陸奥がOBに欠落していたのがご愛敬。こちらは後に調べたらエラッタがありました)
 ともかくも、日米決戦が始まります。日本軍は数と砲術練度を頼みに36サンチ砲弾を送り込みます。命中はするのですが、敵の装甲を貫通してすらその防御区画を打ちのめすことはできず、かろうじて1隻を仕留め、数隻を中破させる間に、敵の長砲身40サンチ砲は5隻の我が戦艦を海の藻屑に変えてしまいました。
 我が前衛部隊の残余はようやく来援した主力に合流すべく、水雷戦隊のみを分離して反転、米軍前衛も我が主力の頭を抑えるべく逆方向に旋回し、前衛同士の交戦は米軍の圧倒的優勢のうちに終わりました。
 その後、分離された我が水雷戦隊は敵主力の前方を横切り、砲撃の雨をかいくぐりつつ雷撃を敢行、見事に敵のサウスダコタを轟沈させます。そして、私は4隻の46サンチ砲艦を含む八八艦隊主力(都合により13隻)に過大な期待を抱いていました。
 戦闘は敵の主力と巡洋戦艦隊に挟撃されるような形で始まります。集中砲火を浴びた先頭の加賀は瞬く間に轟沈。その後も敵の砲撃は我が八八艦隊戦艦を屠っていくのに対し、我が砲火は46サンチ砲の長射程で敵を恐怖させはするものの有効打を送り込むことができず、13号艦級にも損害が出始めたところで勝機なしとみて降伏を申し入れました。
終了時の盤面
(打ち減らされた聯合艦隊に対し、整然とした単縦陣を保っている太平洋艦隊)
 砲撃ゲームでかつ、いわゆる耐久力のようなものがなくて、損傷もしくは撃沈の結果しかないため、ダイスの影響が大きく、この点では好き嫌いが出るでしょう。実際、プレイ中は、理不尽なものを感じていたのですが、なるほど、シンプルでプレイしやすいルールであり、このゲームが好ゲーム言われる理由はわかりました。砲撃の事前宣言がややめんどうですが、「戦艦の戦い」についていたような砲撃目標マーカーを自作すればこの点は解決できるでしょう。艦隊指揮の概念がほとんどないことはどうしようもないですが、そこを割り切れば短時間で艦隊決戦が楽しめます。なにより、舞台が海のためにアドテクノス独特のアートワークの貧弱さも気になりませんし。

 その後、雨天をついて和歌山城を見学。天守は戦災で焼け落ちて戦後再建されたもので、荷物があったので楽に上れたのは助かりましたが、やっぱり内部はちょっと近代的すぎて興ざめだったかな。でも、石垣が大手門付近だけ気合いの入った大きな石を使っているとかなかなか興味深い点もありました。

Wakayama.jpg
(和歌山城天守閣)

 その後、南海−近鉄を乗り継いで帰還。宇宙の戦士だけでも十分な収穫だったのに更に幻のゲームまでプレイできるとは有意義な週末でした。

posted by AMI at 19:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 遠征日誌
この記事へのコメント
御返事遅くなり申し訳ありません。
ホストとして至らない点もあったかとは存じますが、
またお越し下さいね。
Posted by Fabius at 2007年07月31日 07:49
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