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2012年09月01日

数エーカーの雪(Treefrog)

数エーカーの雪(A Few Acres of Snow)はデッキ構築システムによってフレンチ・インディアン戦争(北米大陸におけるイギリスとフランスの植民地争奪戦)を再現するウォーゲームです。ルールの心臓部や木製のコマ等はユーロゲーム系の流れですが、実際の戦争を下敷きにしていて、両軍が不均衡な領土や能力で開始するという部分はシミュレーションゲーム的です。

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ゲームはマップ、カードデッキ、および表示用の数種類のコマを使ってプレイします。
マップは現在のカナダとアメリカ合衆国の北東部をカバーしていて、ポイント・トゥ・ポイント形式で入植地(やその候補地)とそれらを結ぶ交通網が描かれています。主要な都市には勝利点があり、通常の勝利条件ではこの多寡で勝敗が決まります。
カードは大まかに地域カードと帝国カードに別れます。地域カードは地図上に対応する地域があり、そこを支配している場合のみ、カードとして機能します。地域カードには戦力、輸送手段、経済価値などのアイコンがあり、発展している地域は複数の機能を提供をしてくれる場合もあります。帝国カードは特定の地域に依存しない勢力としての能力を表し、地域と同様に戦力や輸送手段を提供するものと、固有の特別な効果をもつものがあります。
コマは基本的にマーカーの意味しか持ちませんが、村/町マーカーは有限で、これを置ききることがゲーム終了条件の一つです。

ゲームの手順はシンプルで、最初に包囲戦の解決を判定し、任意の2アクションを行い(相互の第1ターンのみ1アクション)、最後に手札を補充して終了。アクションの種類が約20種類とやや多いので最初は何をすべきか迷うと思いますが、戦略が固まってくればやるべきことは自然と決まってきます。

戦闘は正規軍を使った敵の入植地に対する攻囲と、原住民部隊を使った襲撃(奇襲)や待ち伏せがあります。一般的なウォーゲームのようにマップ上で軍隊を移動させることはないのですが、攻撃目標への移動経路や交通手段が必要であり、支配下の地域を活用するにも連絡路の確保が必要など地理的な位置は重要な意味を持っています。

ゲームの勝利条件は敵の根拠地(イギリスはボストンとニュートーク、フランスはケベック)を攻略した場合は自動的勝利、村か町の支配コマの置ききり、または、12点分の敵支配コマの捕獲によって終了条件を満たした場合は得点勝負です。

旧来の「ヘックスとカウンター」形式のゲームとは全くプレイ感が異なりますが、新しい世代のウォーゲームとして要注目の一作です。
posted by AMI at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
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