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2012年09月29日

[雑感] The Art of Siege

テュロス(紀元前322年、アレクサンドロス三世)
 BGGアベレージ:6.78
 最も年代が古いマケドニア王アレクサンドロス三世(アレキサンダー大王)によるフェニキアの港湾都市テュロスの攻囲戦。当時、テュロスは島だったので、マケドニア軍は大陸から土手道をつくって地続きにしようという壮大な作戦を実行したが、ある日、アレクサンドロスは海軍で強襲上陸すれば楽勝じゃね?と気付いてしまった、ところから始まる。
 ゲームは一度しか許されていない強襲上陸作戦のために、軍船に攻城兵器を積んで海沿いの城壁に穴を開ける作業を繰り返し、最終的にはそこから陸軍を送り込む。巨石を浅瀬に落として敵海軍を座礁させるという機雷戦的な作戦も実行されるし、初志貫徹して土手道から陸沿いに攻めるオプションも一応ある(時間的に微妙だけど…)。
 古代戦らしく司令官の存在感が大きく、もちろん、ハンニバル先生も一押しのアレクサンドロスが凶悪に強い。単純に数値が高いだけでなく、他の指揮官には適用される戦死判定がない。神に愛されているのですな。攻城塔、投石機、破城槌という三種類の攻城兵器が登場。

アッコン(1191年、第三回十字軍)
 BGGアベレージ:6.03
 キリスト教徒側にリチャード獅子心王、フィリップ尊厳王、モンフェラート侯、イスラム教徒側にサラディンが登場するオールスターゲーム。異教徒に奪われたエルサレム王国の港湾都市アッコンを奪還すべく西欧キリスト教と連合軍が包囲するが、さらにその外側からは名君サラディン率いるイスラムの野戦軍がやってくるアレシア的シチュエーション。
 ルールはテュロスに近い形式だが、海軍はない。代わりに地下トンネル、十字軍騎士の騎乗突撃、梯子をかけて城壁に駆け上るといったルールがある。
 巨大投石機にはそれぞれ固有の名前がついていて興味深い。

リール(1708年、スペイン継承戦争)
 BGGアベレージ:6.72
 綺麗な星形要塞リールをマールボロ公とプリンツ・オイデンの連合軍が攻める。
 これはまだあまり詳しく調べていないのだけど、攻城ルールはセバストポリと近いみたい。

セバストポリ(1854-55年、クリミア戦争)
 BGGアベレージ:7.55
 英仏連合軍によるセバストポリ要塞攻め。元祖・白衣の天使フロレンス・ナイチンゲールが連合軍の戦線後方で働いており、彼女が野戦病院の状態を改善したことで連合軍の損耗率が改善されるということがルールブックにも言及されている。
 ゲームは通常、陣地構築と砲撃戦によって進展する。連合軍の攻城施設はコマになっていて、連絡壕と平行壕を相互に接続して掘り進めていく。セバストポリ要塞内がポイント・トゥ・ポイント式になっているが、それ以外はミニチュアゲーム的な処理がされていて、実際にコマを連ねて塹壕を掘ったり、移動や射程の計測にはカウンターシートの枠に印刷されたゲージを使って行う。
 ある程度、塹壕構築が進展したら、実際に野戦部隊を投入して強襲戦が展開される。派手な戦闘になる場面はゲーム中数度しかないものの、それが逆に要塞戦らしさを醸し出している好ゲーム。
posted by AMI at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介
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